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復職の先にある「自分らしい生き方」を支えるリワーク|リヴァトレ御茶ノ水見学記

産業医 垂水 良介

株式会社リヴァの代表取締役・伊藤崇社長にご案内いただき、「リヴァトレ御茶ノ水」を見学させていただきました。

施設内はとても活気があり、皆さんが活発にプログラムに取り組まれている様子が印象的でした。

リヴァトレ御茶ノ水での伊藤崇社長と垂水良介
伊藤社長と垂水良介。リヴァトレ御茶ノ水にて。

復職・再就職を支える取り組み

個人向けの復職・再就職支援「リヴァトレ」に加え、法人契約型のオンラインリワーク「リヴァBiz」も展開されています。リヴァBizでは、ご本人の同意のもと、人事・産業医・保健師と取り組みや課題を共有する仕組みもあり、産業医としても魅力を感じました。

リヴァは2010年に設立され、15年以上の歴史を持つ会社です。創業期には東日本大震災の影響で、予定していた企業との面談がすべて中止になるなど、大きな困難もあったそうです。今回の見学では、当時のご苦労や、そこから事業を形にしていったお話もお聞かせいただきました。

特に印象に残ったのは、伊藤社長の組織づくりへの強い思いです。人が力を発揮できる組織や仕組みを大切にする一方で、本当にやりたいことには、たとえ一人でも取り組むという気概をお持ちでした。その両方を大切にされている姿に、経営者としての魅力を感じました。

自分らしく生きるためのインフラ

リヴァが掲げるビジョンは、「自分らしく生きるためのインフラをつくる」こと。

お話からは、休職された方が復職するだけでなく、その先で自分らしく社会に関わり、活躍していく姿を具体的に思い描いていらっしゃることが伝わってきました。卒業生とのつながりも大切にされており、卒業生を交えたさまざまな取り組みについても伺いました。

拝見したイラストには、会社だけでなく、お店や農業など、さまざまな場で働き、暮らす人たちが描かれています。多様な生き方が広がるその風景が、伊藤社長のお話と重なりました。こうした思いと実践の積み重ねに、長く続くリワークの理由があるのだと感じました。

病気だけでなく、その人の生き方を支える

そして、伊藤社長とお話しするなかで、病気だけでなく、その人の生き方を支えることの大切さを改めて実感しました。

私たち医療職は、どうしても病気や症状、その改善に目が向きがちです。もちろん、それは大切な役割ですが、その方がどのように暮らし、働き、社会と関わっていきたいのかという、一人ひとりの思いにも目を向けることを大切にしたいと感じました。

「復職できるか」という判断だけでなく、復職の先にある、その人らしい生き方をともに考え、支えていく。今回の見学は、産業医としての自分の役割を改めて見つめ直す機会にもなりました。

伊藤社長、スタッフの皆さま、貴重なお話と見学の機会をいただき、ありがとうございました!

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